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【小宮商店】甲州織傘「かさね」「橘」【ふるさと納税】

「心地よいぬくもり 美しいたたずまい 想いをつなぐ手しごとの傘」
創業以来、90年以上、甲州織(郡内織)を使った洋傘を作り続けている小宮商店の甲州織傘「かさね」と「橘」をご紹介します。

日本橋の傘専門店「小宮商店」の歴史

小宮商店(https://www.komiyakasa.jp/)」は、昭和5年(1930年)に東京都中央区で創業しました。
当時、庶民が使う傘といえば、時代劇でよく見る和紙に油を塗った「番傘」が一般的で、鉄製の骨組みに布の生地を張った「洋傘」は高級装飾品。
そのような中、小宮商店の創業者「小宮宝将」は自身の出身地である山梨の甲州織(郡内織)を使った洋傘の製作を始めたのです。
その後、第二次世界大戦での空襲の店舗消失、海外製の安価な傘の流通による危機を乗り越えて、現在に至っています。
平成30年には小宮商店のつくる東京洋傘の中の一部が東京都の伝統工芸品に選出され、 小宮商店で長年洋傘製作に携わった職人も伝統工芸士として認定されました。

職人の技や品質を第一に、傘専用の生地、甲州織(郡内織)にこだわり、創業から絶えることなく甲州織の洋傘を作り続けています。

先染め織織物「甲州織」

「甲州織」は撚り合わせた糸を織りあげる山梨の先染め織物。
染色を施した細い糸を、高密度かつ均一に織り上げることで、光沢感のある奥深い色合いと、上品で重厚感のある質感を実現し、高い品質を誇る甲州織。
昔と変わらぬたくさんの分業工程を経て織られる甲州織は、小宮商店の傘を作る傘生地としてかかせない織物です。

甲州織は「甲斐絹(かいき)」をルーツとしています。
郡内織物産地は、平安時代の法令集「延喜式」(平安時代中頃に施行された法令集)に見ることができ、甲斐の国は布をもって納めるよう記されています。
その後、南蛮貿易でもたらされた絹をもとに、甲斐絹が作られるようになったといわれています。
江戸時代になると郡内織物産地の名前は全国に知られるようになり、甲斐絹は、非常に質の高い郡内地方の絹織物として一躍有名になりました。
しかし戦後になると和装文化が衰退し、徐々に傘生地や洋装の生地への利用に変わっていきます。
原料も絹糸だけではなく、綿糸や麻糸のほかポリエステルやナイロンなど、耐久性に優れた素材が使われるようになりました。
同時に手機織から機械織での生産が主流になり、より細かな柄模様に特化し、耐久性にすぐれた「甲州織(郡内織)」として発展してきたのです。

甲州織の雨晴兼用の折りたたみ傘「かさね」と「橘」

「かさね」と「橘」の生地には、都留市で織られている「甲州織」を使用しています。
経糸に双糸(撚り合わせた糸)・緯糸に単糸(一本の糸)を使用する特殊な織り方は他にはない特徴で、一日に4m程度しか織ることのできない大変貴重な生地です。
これに加工を施し傘生地にすることによって、高級感が出るのはもちろん、高い耐水性と耐久性を兼ね備えた傘が仕上がります。

さらに今では大変希少な小幅の織機で織られているため、生地の端(耳)にミシン目がなく、長くご愛用いただいてもほつれる心配がありません。

「かさね」のために織られた甲州織

デザイン的には表と裏の色が違う色になるように、生地は二重に織られており、生地の端(ミミ)の細いラインがアクセントになるシンプルで上質なデザインと、裏の糸色が表にわずかに顔を出す、奥深い色のかさなりを楽しむことができます。二段折の美しいシルエットが甲州織の艶やかな光沢感を引き立てます。

折りたたみ傘ですが、開くと長傘と同等の大きさになり、雨の日にもしっかり使えるのがうれしい。
職人がひとつひとつ、伝統技法を受け継ぎ、手間のかかる作業も妥協せず丁寧につくるため、1日に4~5本しか製作できない「つくりのよさ」にこだわった手づくり品です。

【ふるさと納税返礼品】かさね(レディース)

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