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都留市のシンボルお城山

ちょっと(かなり)懐かしい都留市の風景をご紹介します。

都留市のシンボルともいえる城山の昭和35年頃の様子です。
今から60年ほど前ですね。

昭和35年 市民の憩いの場だったお城山

写真の角度から、今のまちづくり交流センターあたりから撮影したと思われます

昭和35年ころは写真のようにお城山の山肌がしっかり見えていました。
山全体が公園として整備され、山頂には「勝」「山」「城」「跡」と書かれた看板がありました。
そして、なんと登山道途中にはお茶屋さんがあったんです!
そして、お茶屋さんのそばにはぶどう棚もありました。
今もその場所にはお茶屋さんの名残が残されていますよ。

お城山の歴史

城山は市民からは「お城山」と呼ばれ、とても親しまれています。
戦国時代に甲斐国郡内領主だった小山田氏が谷村館(のちの谷村城)の詰城として、お城山に「勝山城」を築城したと言われています。
その後、戦国から江戸へと時代が流れ、次々と勝山城の城主が変わっていき、江戸中期の谷村藩主であった秋元氏が川越に転封になったのちに廃城となりました。
今でもお城山のあちこちに、勝山城の遺跡や遺構が残されています。

本丸下の登山道に石垣の一部がひょっこり
本丸北側の登山道わきにある石列

お城山ルネッサ~ンス!

今、都留市では「お城山ルネサンス事業」に取り組んでいます。
少しずつ荒れてきてしまった山を整えて、お城の遺構を楽しみ学びながら散策できるようにする整備です。
まちの歴史を知って、もっともっと都留市を好きになってもらえると嬉しいです。