都留市ってこんなところシリーズvol.8【駒橋発電所 落合水路橋】
都留市ってこんなところシリーズvol.8
「都留市ふるさと納税」といっても、そもそも都留市ってどんなところ?
と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、「都留市ってこんなところシリーズ」vol.8をお届けします♪
投稿を通じて、都留市のことを知ってもらえると嬉しいです!
落合水路橋
都留市古川渡の国道139号沿いに一瞬、タイムスリップしたかのような煉瓦(れんが)造りのレトロな外観をもつ駒橋発電所落合水路橋があります。
落合水路橋のなりたち
この水路橋は駒橋発電所で使う発電用水を供給するための水路橋として、1907(明治40)年東京電力の前身である東京電灯株式会社(現東京電力株式会社)が建設したものです。
使用材として当時はコンクリートが希少だったため、煉瓦も併用して使われています。
この水路橋が作られた背景は、日露戦争後、海外への化石燃料の依存を減らすため、また化石燃料の高騰などの要因があったからだと言われています。
落合水路橋ってどんな橋?_
落合水路橋は、全長56メートル、幅員8.5メートルの7連となったアーチ橋で、朝日川の河床を3連アーチで越え、さらに東側に小さな4つのアーチが連なっています。上部には幅約5.7メートル、深さ約3.7メートルの水路があり、毎秒最大25立方メートルの水が流れているそうです。
水路全体では全長6.8kmの水路で、水を導水し、104mという格差を利用して発電を行なっており、水路、発電所とも現役で稼働しています。
なぜ、この場所に?
そもそもこの場所に発電所が建てられた理由は、東京に近いという地理的要因と、また富士山から湧き出る豊かな地下水と水が勢いよく流れやすい地形になっているなどの環境的要因が水力発電に特に適しているからだと言われています。
国の登録有形文化財に
水路橋は発電水路用煉瓦アーチとしては有数の大規模な構造物であり、1997年(平成9)年には国の登録有形文化財として登録されました。
現在は水路橋の横に、店内から橋の全景を見ることができ、落ち着いた時間を過ごすことができるカフェもできています。